ことりのついばみ

超進学校で不登校となり底辺高校へ転学した田舎のJK(笑)が日々の呟きや好きな音楽、小説、料理etc……について語ります!

後輩の思い出

こんばんは*˙︶˙*)ノ"
今日は中学生の時の思い出についてお話させてください。

私が通っていた中学校では何らかの部活に入る事が
義務づけられていました。
1度入部してから退部して帰宅部になる人もいましたが、極少数で大抵の人は活動頻度に差はあれど部活に入っていた様に思います。
私は、「何か楽器が吹けるのってカッコいい……✨」と言う(今考えると笑える)考えから吹奏楽部に入部しました。

私はホルンを担当しておりました。
吹奏楽部は主に吹く楽器のパート別に練習する為パートの先輩に恵まれるかは部活を楽しめるかの重要なポイントとなってきます。
幸い、私は優しい先輩に恵まれ1年目は楽しめました。

2年生になり、部活にも新たなメンバーが入部してきました。その時に入部してきた後輩の1人が今回のお話の主役になるAちゃんです。
Aちゃんはとても物静かで礼儀正しい子でした。
その上、楽器もとても上手に吹けた為教える事が無くて困りました笑

夏のコンクールが終われば、大抵その後に卒部式を行い、先輩は卒部されます。
うちの部では卒部式で後輩がパートの先輩にプレゼントと色紙を贈るのが決まりとなってました。
ホルンパートは私ともう1人の2年生、Aちゃんの3人だったので1人千円ずつ出し合ってプレゼントを
買い、プリクラを色紙に貼って贈る事になりました。
プレゼントを買い(靴下と先輩がクリーミーマミが好きだったのでそのペンケース、セーラームーンコラボのボールペンだった様な……)プリクラを取りにゲームセンターに行った時の事。
Aちゃんがプリクラ用のお金を両替した時に
何故か、1000円を入れたのに500円しか出てきませんでした。
お金が出て来る所も一緒に見ていたので、直ぐに店員さんにその事を伝えたのですが、取り合って貰えず……(´・ω・`)中学生3人だったのでお金を貰う事目的と思われても仕方ありませんが行き場のないモヤモヤした気持ちのままプリクラを撮りました。

その後、もう1人の2年生が音ゲーをしたいと言って別行動になったので私とAちゃんの2人で行動する事になりました。

『Aちゃん、ごめんね。私達がプリクラ撮るって言ったせいで嫌な思いさせちゃって。』
『いえ、大丈夫です!』
Aちゃんは笑ってそう言っていましたが、その顔はとても悲しそうでした。
『これ、受け取って欲しいな。私からじゃなくて
両替機からって事で』
私は悩んだ末、500円玉を渡しました。
私があげても、何の解決にもならないけど
今日嫌な日だったなってAちゃんが思わずに済むように私ができる精一杯でした。
Aちゃんはなかなか受け取ってくれませんでしたが、何度もお願いして受け取って貰いました。

『何しようか?』私がAちゃんを見ると、
Aちゃんは泣いていました。
『えぇっ!?大丈夫?どうしたの?』
私が聞いてもAちゃんは
『ありがとうございます……』
としか言いませんでした。
私も、貰い泣きしてしまってAちゃんを抱きしめて
ゲームセンターで2人でわんわん泣いていました。

今でも時々Aちゃんの事を思い出しますが、
Aちゃんは携帯電話を持っていないので年1回の年賀状のみしか連絡が出来ません(¯―¯٥)
また会えたらいいな。

今日はこれで終わります!
ありがとうございました😌